うんちは何を語る?

第二の脳といわれる腸と人の体のかかわりについて、興味本位に書きつづります。

うんちの語源

うんちとおしっこのキャラクター

 

健康・不健康(失礼!)、老若男女を問わず、誰もが毎日排泄している「うんち」や「おしっこ」。

そもそも、何で「うんち」って呼ぶの?「おしッこ」って呼ぶの?と考えて、以前ちょっとだけ調べたことがあります。

 こんなこと「どーでもいい!」っちゃあ、どーでもいいんですが、一応わたしが知り得たことをお伝えしようと思います。

 

一般的に、「うんち」は、正式(?)な呼び方としては「便」とか「大便」ですし、普通に「うんこ」ともいいます。

また、単に「大きいほう」と呼んだり、他にも日本各地には、ババ(大阪)、アッポ(福島)、アポ(博多)、バッコ(山形)、クスマイ(沖縄)など、さまざまな呼び方があるようです。

 

同様に、「おしっこ」は「尿」と呼ばれ、一般的な呼称として、小便、お小水、ションベン、小さい方などがあります。

 

ちなみに、国語の百貨辞典といわれる広辞苑には、「うんち」としてではなく「うんこ」として掲載されていて、

うんこ:幼児語。ウンはいきむ声、コは接尾語。大便。うんち。

だそうです。

また、「おしっこ」については、

おしっこ:幼児語。小便。

となっています。

 

つまり、うんこ(ち)は、排泄のときに「ウウ~ン」と気張った音(声)の後ろに接尾語の「こ」や「ち」がくっ付いた言葉なんですね。

そこから想像するとおしっこは、小さな子供に小さい方を足させるために、大人が「シーシー」と親しみやすくかける声の後ろに「っこ」が付いたものだと理解してよいと思います。

 

実は今年、新潟県立自然科学館(新潟県新潟市)が「うんち」、「うんこ」の呼び方の定義に違いがあるという解説板を掲示していたことについて謝罪するという事件(?)がありました。

 

7月に同館で行われた巡回展「トイレ?行っトイレ!ボクらのうんちと地球のみらい」において紹介されたうんちについての豆知識の中で、「『うんち』は肉や魚などのタンパク質が消化吸収を経て排泄されたもので、『うんこ』は野菜や穀物のみが消化吸収を経て排泄されたものと日本医師会によって決められているんだ。人間は雑食だから、うんちを排泄しているんだよ。」と説明したんですが、これが確証のない情報をもとに制作されていたというわけです。

 

上記以外にもうんちの語源については諸説あるようですし、由来についての調査は継続されているようですが、現在では、お伝えした幼児語発祥説が有力だとされています

 

ついで、といっては何ですが、海外での呼び方についても少々。。。

といっても、私はまったく語学堪能ではないので、医学的な正式な呼び方の話ではなく、あくまでも日常語についてお伝えします。

 

英語では、「うんち」のことをpoo(プー)やpoo-poo(プープー)、poops(プープス)、「おしっこ」はpiss(ピス)やpee-pee(ピーピー)などが使われています。

日本語同様、いずれも幼児語とされており、何となく排泄するときの「音」に関係があるように感じます。←あくまでもわたし個人の印象ですが(汗)

 

また、poo-pooやpee-peeなど「いかにも」という言い方以外に、おしっこのことを「ナンバー1」、うんちのことを「ナンバー2」という言い方もポピュラーなようです。

日本でいう「小さい方」、「大きい方」といったところでしょうか。

 

ハーシーズチョコレートの看板を掲げたビル

 

他にも、「たわごと、うそ、くず」を意味するcrapという単語を「うんち」として使ったり、「噴出させる、ほとばしらせる」という意味のsquirtを用いて、下痢を表現するのにchocolate squirtsと言ったりします。

あるいは、同様な意味でhershey squirtsとも言うそうです。

hersheyとは言うまでもなく、かの有名なチョコレートメーカー「ハーシーズ」です。

いくらメジャーな会社とはいえ、「下痢」のスラングに当てられてしまっては、トホホ・・・って感じかもしれませんね(笑)

 

 

www.healthypoop.com

 

 

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