うんちは何を語る?

第二の脳といわれる腸と人の体のかかわりについて、興味本位に書きつづります。

発酵食品のパワー

前回、マイ・ヨーグルトについてお伝えしました。

ヨーグルトは、善玉菌の働きによって腸内環境を整えるほかにも、体によい効果をもたらします。

腸は免疫に深く関わる臓器だということは、これまでもお伝えしてきた通りです。

ヨーグルトを食べることによって腸内が整うと、免疫機能が高まってアレルギー症状を改善する働きがあるので、これからの季節最大の悪者(?)花粉症にも効果があります。

 

 

また、肌の張りをよくして乾燥から守る、にきびを改善する、紫外線によるダメージを抑えるといった、美肌効果があるという研究結果もあります。

美肌の美肌の女性

 

その他に期待される効果として、食べるとリラックスできてストレスが軽減するとも言われていますので、心身ともにお疲れぎみの現代人には最適な食品といえるでしょう。

 

ヨーグルトの1日の摂取量として200~300g食べるとよい、と言われていますが、これについても、自分なりに食べる量を検証してみて快腸を感じられる量でOKだと思います。

 

さて、ヨーグルトやチーズは乳製品・・・つまり、動物性の乳酸菌です。

乳酸菌にはその他、植物性腸管系があります。

植物性乳酸菌は野菜や穀物の発酵食品に生育し、漬け物やみそなどに含まれます。

腸管系乳酸菌はその名の通り、人や動物の腸にすむ乳酸菌です。

代表的な発酵食品

 

実は、この3種類の中でもっとも生存カが強いのが、植物性乳酸菌です。

酸やアルカリに強く、温度変化にも強いので、生きたまま腸に届きやすいという特徴があります。

また、野菜や穀物由来なので低脂肪・低カロリーで、かつ食物繊維が豊富なため、腸に嬉しい乳酸菌ということができます。

 

日本人にとって植物性の発酵食品の代表は、漬け物納豆でしょう。

 

漬け物には、先述した植物性乳酸菌が含まれていますが、食べる前に洗うと菌も洗い流されてしまいます。なるべく洗わずに食べるようにしましょう。

 

納豆は、納豆菌を含む大豆の発酵食品の一つです。

胃での作用を受けにくい植物由来の善玉菌の他、ビタミンB群・ビタミンE大豆イソフラボン・ナットウキナーゼなどの成分も含んでいて、食物繊維も豊富な日本流スーパーフードです。

 

日本人の食事は欧米型になりつつある、といわれて久しいですが、今さら日常の食事をすべて和食に切り替えるなんてできっこありません。

フレンチやイタリアン、スパニッシュを美味しく食べてストレス解消することも大切ですし、忙しいときに昼食をファストフードで済ますこともあるでしょう。

 

そういったライフスタイルの中、ヨーグルトや和の食材から乳酸菌を上手に摂って腸内環境を整えてあげれば、日々悩まされている体調不良も徐々に改善されると思います。

 

 

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