口がうんち臭い?!それって・・・
現代社会では、〇〇ハラが大はやり(?)ですね。
ここでいう「ハラ」とは、ハラスメント(英:harassment)で、他人を苦しめたり、悩ませたり、嫌がらせするという意味です。
まぁ現実問題としては、ハラスメントの解釈にはいろいろあるようですが、ここではその是非は置いておいて、その内の一つ「スメハラ」に注目してみます。
スメハラとはスメルハラスメントの略、つまり臭い(におい)です。
他人を悩ませるわけですから「匂い」ではなく「臭い」の方です。
中には、本人は「匂い」だと思っていても、実際は「臭い」というケースもあるかもしれませんが・・・(苦笑)
スメルハラスメント:
体臭や口臭など臭いによって周囲に不快感を与えること。通称「スメハラ」。ハラスメント(嫌がらせ)と称されているが、臭いを発する本人は無自覚なことが多いため嫌がらせとは言い難い。2005年に歯周病菌の殺菌薬を開発したパーフェクトペリオ株式会社が10年に行った調査で、9割以上の人が「社内に口臭が気になる人がいる」と答えた。この頃からスメルハラスメントとの言葉が流布し始めたとみられる。当初は男性の体臭・口臭に対して使われることが多かったが、13年現在、女性の強い香水の臭いや高齢者の加齢臭なども対象となっている。 コトバンクより
スメハラの代表的なものの一つに口臭があります。
会話をした瞬間、思わず「うっ!」と顔をそむけたり、鼻をつまみたくなったこと、誰でも一度や二度は経験しているのでは?
事実、ひどい人になると、口臭がまるで腐った生ゴミやうんちのような悪臭がすることも・・・。
一般的に、口臭は、食事やアルコール、タバコなどが引き金になることもありますが、主たる原因は歯周病やドライマウスなど口の中の健康トラブルです。
口内にとくに病気がなくても、空腹時や緊張したりすることで唾液の分泌が減って口が渇くと、口臭が強くなることを自覚することありますよね。
さらにもう一つ、口臭の原因として最近注目を集めているのが「腸」です。
虫歯や歯周病はないけれど、いくら歯磨きをしても口が臭いという場合は、腸内環境の悪化が影響しているのかもしれません。
人の腸内には、500種類とも1000種類ともいわれる数の細菌が棲みついています。
この内、消化吸収を助けたり、病気に対する免疫力をアップさせるなど、体を健康に導くのが善玉菌、それに対して、病気の原因になるなど、体に悪影響を及ぼすのが悪玉菌です。
生活習慣が乱れて腸内環境が悪化すると、善玉菌と悪玉菌の数のバランスが崩れ、悪玉優勢になると、腸の中のタンパク質や脂肪が分解されにくくなり、腐敗して有毒ガスが発生します。
このガスの多くは、うんちと一緒に、あるいはおならとして体外に排出されますが、一部は血液に混入して体をめぐり、肺に到達して呼気と共に口から排出され、口臭の原因になるのです。
腸からくる口臭を改善するためには、腸内環境を改善すること、つまり腸内の善玉菌を増やすことが必要です。
そして善玉優勢の環境をつくるためには、「乳酸菌」「オリゴ糖」「食物繊維」を積極的に摂ることが大切です。←毎度おなじみのネタでスミマセン(笑)
また、悪玉菌を減らすには、悪玉菌のエサとなる動物性タンパク質や脂質を抑える、つまり肉類の摂り過ぎは厳禁です。
それから、ストレスを抱えていると消化液の分泌が抑制され、食べた物が腸内に滞留する時間が長くなり悪玉菌が増えてしまうので、上手にストレス発散することも重要です。
食事面で言えば、腸内環境を整える食材はたくさんありますが、代表的なのはやはり発酵食品です。←こちらも毎度おなじみのネタですね(汗)
特に、ヨーグルトや納豆、キムチなどは、腸内環境には絶好の食品です・・・が、よくよく考えると、ヨーグルトはともかく、納豆、キムチについては、こと口臭予防の観点からすれば、諸刃の剣ですね。
だって、納豆、キムチってどちらかというと口臭の原因になりやすい食品ですよね?!
納豆くさい口、キムチくさい口は明らかにスメハラでしょう。
となると、
口臭予防のために腸内環境を整える
→それには、毎日、納豆やキムチを食べる
→でも、食べると口が臭くなるので、しっかりと歯を磨く・・・
なんだかとっても面倒な感じになってしまいましたが(汗)、とにかく、腸内フローラは口の臭いにまで関係しているということは覚えておいてください。。。