うんちは何を語る?

第二の脳といわれる腸と人の体のかかわりについて、興味本位に書きつづります。

腸のはたらきと役割

昨年の秋ごろ~最近まで、私生活が何かと取り込んでいたため、時間と心に余裕がなく、この「うんちブログ」、超々久しぶりの更新です(汗&苦笑)

 

花粉症で鼻を鼻をかむ男性

早速ですが、最近では、花粉症の季節が到来してこともあり、アレルギー症状と腸内環境についての話題をよく見聞きするようになりました。

なので、以前にもお伝えしたかもしれませんが、腸の働きについて綴ってみようと思います。

  

腸は第2の脳といわれますが、その理由は腸の神経細胞の多さにあります。

体内の器官の中で、腸の神経細胞数は第2位です。

 

1位はもちろん脳で、その数約150億個以上といわれています。

2位の腸は約1億個以上なので、脳とは比較になりませんが、それでも食べ物を消化してうんちを排泄するだけと思われがちな腸に、それだけの数の神経細胞があるということは驚きじゃないですか。。。

腸の主な役割を改めて挙げると、

  1. 消化・吸収・排出に携わる
  2. 必要があれぱ自己判断で機能する
  3. 心を安定させる神経伝達物質セロトニンの約95%をつくる

です。1についてはたいがい認識されていますが、2の自己判断や3のセロトニンについては、「へー!」っていう人も多いのでは?

つまり、腸は食事でとった栄養を消化・吸収し、不要なものを排泄する働きに加え、全身に影響する、いわば「司令塔」としての役割も持っています。

 

腸にある神経細胞は、いつもは脳と密接につながっていまが、何らかの影響で、脳と腸の神経のつながりが遮断され、脳からの指令を受けられない状態でも、腸は自分の判断で働くことができるため、「第2の脳」と呼ばれているのです。

ここでは、セロトニンそのものの説明はあえてしませんが、幸せ物質とも呼ばれるセロトニンの大半が腸でつくられているということも意外ですよね。

 

それから、近年いろんな意味で注視されている自律神経も腸と密接な関係があります。

 

内臓や血管の働きを調節している自律神経には、交感神経副交感神経があり、交感神経は頑張ろうとしているときに働き、副交感神経は体を休めるときに働きます。

つまり、2つの神経がバランスをとって、体を機能させているのです。

 

そしてその自律神経は腸にも影響します。

交感神経は、心臓の動きを活発にして脈拍や血圧を上昇させる一方で、胃や腸の働きを悪くします。

副交感神経は、脈拍や血圧を低くしますが、反対に胃腸の働きを高めて消化吸収を活発にします。

 

だから、ストレスを感じると、体を守ろうと交感神経が活発に働くので、腸の働きが悪くなって便秘や下痢になります。

また、副交感神経の働きが活発になったときには、腸が異常に動いて下痢をしたり、腸がけいれんしたように動くため、便秘や下痢を繰り返すこともあります。

 

なので、下痢や便秘のときにお腹の調子を整えようと整腸剤を服用しても効果が低い場合には、自律神経の乱れが原因なので、ストレスのもとを絶つことが大切です。